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2005年03月30日

ミラノ~サンレモ

春のクラッシック、ミラノ~サンレモ!!10日も経ってから書くのもどうかと思うが。

今年からUCI(国際自転車競技連盟)のチーム登録制が変わって(ここ数年、各ディビジョンのチーム数が変化したりはしていたが)、ディビジョン1等のクラス分けは無くなり、プロツアー制となった。世界最高峰となるプロツアーチーム20チームは、厳しい査定(主に金銭面)をクリアした後に登録され、昨年までのW杯や3大ツール等の主要レースに出なければいけなくなった(今までは選択自由)。選手やチームは大変だが、観ているこちらはワクワクだ。

実質的にシーズン開幕戦となるミラノ~サンレモについて、個人的に書きたいことをつらつらと。

詳しい結果や展開は他のサイト・雑誌・テレビ等で確認してほしい。フィニッシュは、ホンド、ヒュースホーウッド、オグレディ、フレイレと名だたるスプリンターを抑えて、バンチスプリントを現在最強スプリンターのペタッキが制した。過去にツァベルが4勝したり、ジャジャ、チッポ、フレイレが制していることからも、近年では大集団からのスプリント争いという展開が多いが、個人的には、'99のチミルや一昨年のベッティーニの勝ち方が好き。ようは、途中でアタックして少人数でエスケープ、大集団を背に逃げ切りの勝利!!強いて言うなら、逃げ切れなくても、アタックの瞬間、エスケープ中の逃げる意思と駆け引き、個人的にはここらにドキドキさせられる。

ことミラノ~サンレモにおいてアタックするなら、ラスト30km内にあるチプレッサとポッジオの丘が重要になってくる(丘と言っても一般人には立派な山なんだけど…)。ここで毎年アタック合戦が有り、ドラマが生まれる。今年もカーザグランデを始めとした無数のアタックが続いたが、ペタッキ擁するフォッサやフレイレ擁するラボバンクがそれを阻止した。一昨年なら、ベッティーニと共にエスケープに加わったチームメートの新人パオリーニが、そのシーズンの大活躍を暗示するかのような強力アシストをかまし、ベッティーニを勝たせた。途中でちぎれたが、イタリアの貴公子ディ・ルーカのアタックもこのエスケープのきっかけとなるに十分なものだった。

そんな中一番印象深いのは'00(だったと思う)、前年を膝の手術で棒に振ったミケーレ・バルトリのアタック。右膝をテーピングでグルグルに巻き、彼独特のフレームを左右に大きく振りながらのダンシングでアタックをかける。結局は集団に捕まってしまうが、絶妙なタイミングと爆発的威力のアタックは、他に類を見ないモノだった。ということで、強引に話を繋げる。次回!「ミケーレ・バルトリってカッコ良くない?(仮)」に続く。

投稿者 iron-monkey : 2005年03月30日 19:35

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