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2005年07月22日

ツール・ド・フランス~第18ステージ~

中央山塊を進むステージ。中盤にカテゴリー4級、3級、2級を挟み、ラスト9kmに3級、続けて距離は長くは無いが平均斜度10%以上の2級山岳を越え、1.5km下ってフィニッシュするレイアウト。

昨ステージと同じくレースは展開していった。ステージ優勝を狙うアタッカーの逃げ集団と、それを追わない大集団。レースが動いたのはラスト前の3級の登り。10人の逃げ集団はメルクスとボエックラーを中心に活性化し、そのまま2級の峠に向かう急坂に差し掛かる。ここでメルクスがアタック!これにカウンターアタックをかけたのはベテランのセラーノ!!そのままグングン差を広げ、頂上では30"も後続につけた。追うのはメルクスとバスール。セラーノは下りをそのまま逃げ切りステージ優勝!!後ろは、全然引かなかったバスールが、ラストで前に出てステージ2位。そんなバスールにメルクスは大声で文句言いまくり。ステージ優勝を逃した、二人でローテーションすれば追いついた、最後の最後に出てくんな、色んな思いが交錯して。

後続の大集団も同様に、2級の登りで動きが有った。登りに差し掛かり、集団は縦に伸びていく。総合上位勢は前方にいるが、山岳ステージのようなペースでエラスも千切られる。エラス、ピレネー最終日に逃げに出たくらいで、今年はいいところ無し。そんな中、バッソがアタック!!着いていけたのはアームストロング、ウルリッヒ、ピレネー最終日に大暴れした元MTB世界チャンプのエヴァンス。追うのはラスムッセン、レイファイマー、ヴィノクロフ。パリでの表彰台を目指してやまないウルリッヒは、ラスムッセンとの総合での差を縮める絶好のチャンス!しかしヴィノクロフはもどかしい。エヴァンスが逃げれば総合で抜かれてしまうが、追えばラスムッセンを連れてウルリッヒに追いついてしまう…。監督からの指示はもちろん「待て」。

結局有力選手4人は仲良くフィニッシュ。マンセボも合流したラスムッセングループはここから37"差でフィニッシュ。ウルリッヒは右と差と縮めることに成功!ITTに望みを繋げた。エヴァンスは思惑通り、ヴィノクロフを抜いて総合7位浮上。

今日は逃げ集団にケスラーが入っていたため、チーム順位は再びT-Mobileがトップ!他の各順位は変わらず。


今朝、夜明け頃のラジオ番組に、ディスカバリィの別府くんが、ステージレース中のドイツから衛星電話で出演していた。「最後に一言」と言われ、「絶対にツール・ド・フランスに出たいので…(以下忘れた)」と答えていた。この「絶対」に妙に惹かれた。自分は「絶対」やりたいコトって有るだろうか?今は絶対…寝たい…。

しかし、favorite songということで流れたのは「ファンキー・ガッツマン!」。本当に22歳?!

投稿者 iron-monkey : 2005年07月22日 09:55

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