前述の通り、先日退職した。新卒で入社して○年経ったこの会社を。でもまだ残務が残っている。だからトライアスロンだのツールだのブログだの、今はそんな時間はホントは無い。有給消化しようにも余裕は無く、その前に通院で有給は無くなるわ業務に支障をきたしてるわ。

あまり公にすることではないとは思うが、とりあえず巷でブームになってる事柄。何故の転職か。それは「情熱が無くなっていたから」。「無くなった」ではなく、既に無くなっていた、1年半以上前に。ガキじゃないんだから、こんな個人的な感情で自分の周りの人間に迷惑をかけるようなコトはしてはいけないのだろうが…。

実験的なアプローチはかなりやりたい放題やらせていただき、大きくない会社だからこそ様々なことをさせていただき、そしてこの上無い人間関係の中仕事を続けることが出来た。非常に感謝している。ではなぜ情熱がなくなったのか。それはあまりにトップダウンな会社の性質に耐え切れなくなってしまったから…。そんなのはどこの会社も一緒である程度は我慢しなければいけないことなのは理解しているつもりでいる。加えて、それを跳ね返す技術と計画と情熱と、諸々が有れば充分ボトムアップはできたはずだから、自分に非が有ることも確か。しかし、あまりに突然な「上」の決断と、オカシなしがらみと、それが度重なり、ちょっと腐ってしまった…。

初めて出願した特許に関するプロジェクト、もちろんまだまだ甘々なモノではあったが、もし当時上梓していれば、それは世界初の技術だった。しかしある土曜に、何の脈略も無く完全なるペンディング…。加えて、当時非常によくしてくださった上司はそれがきっかけとなり退職した。それが1年半前。自分の中ではかなりポカンと空いてしまって、そこからは情熱は無く、ただ淡々と頭を使い、淡々と業務を重ねていった。そこにきて、今年初春に海外他社からその技術とほぼ同じモノが製品化された。使用に耐え得るかどうかは別として、とにかく虚しくて悔しくて…。

そして「ウチに来ないか」と話をいただいた。二つ返事で応えてしまった。今の研究所は輪をかけて余裕が無い状況だったが、無理に話をきいていただいた。コレが転職の経緯。お世話になりました、A社。以上。

もう一つの今年の上半期のマイブーム、体調不良。昨年末に3週間くたばり続けてから、目眩が頻繁に起きたり、手が震えたりが今も続いている。1週間まるまる運動できないなんてこともざらに起こるようになった。元々カラダはひ弱な上に、喘息がひどい時も有ったり、肋間神経痛(疑惑)の時も有ったり。そしてやはり極めつけは6月まるまる潰れた腹痛♪病院を転々としても原因は分からず、夜中に救急で運ばれたりもした。結局、痛みのメカニズムは消化器上部が全部やられちゃってたからだったのだが、そうなった原因はやはりストレスなんだろうか。

ストレス…自分で感じているようならそれはストレスに成り得ないと思うのだが、まあ考えられる原因は2つ。1つは離職。とにかく今の研究所のメンバーには良くしていただいた。オタク気質な空気が非常に居心地が良く、大卒で新卒の自分ですら頼りにしてくださり、とにかく運がイイとしか言いようがないくらいの部署だった。その研究所がちょうどバランスを崩している時期に、自分も離職する…。これは非常に気にかかり、申し訳なく感じていた。もう一つの考えられるストレスは、エリートレースの転戦。ヒトによっては大したコトではないのだろうが、運動音痴で不真面目なサラリーマンにとっては完走すらプレッシャーだった。あ、コレって立派なストレス?本人は楽しんでいるつもりだったが。

まぁ、そんなこんながいっぺんに来た2005年前半。いい加減休まなきゃいけないところだと思うが、でもやっぱり寝ないで泳ぎに行っちゃったりしている。周りには非常に心配と迷惑をかけて申し訳ないと感じている。しかし、とにかく今週末まではこの生活を続けたい。手は震えているけど、腹痛はだいぶ治まった。自分の中ではギリギリの妥協点で全てこなしているつもり。だからこんな状況でも、自分の尺の中で東京都選手権で日本選手権の切符に挑戦したい。今年は無理だと言われても、その場で出来ることをやってみたい。その後競技的に取り組むことを止めることになってもしょうがない。別にプロでもエリートでもないし、背負うものは何も無い。でもやりたいんですよ!!あと3日、どうか放置してください。って、誰に言ってんだ??

とまぁ、これが今の心境。それと最後に一つ。最近、立て続けに自分の本質を見透かされたようなことが起きて驚いた。それがどちらも、ここ数年でお近付きになった方なので、尚更珍しく驚いた。社交辞令はさて置き、ここ数年では「何をしても怒らない」だとか「センスがある」だとか「気が利く」だとかおっしゃってくださる方がいる。えー、はい?誰のコト?昔から自分のことを知っている人間なら首をかしげるコトだ。別に着飾っているつもりは全く無いが、どうやら自然と路線変更しているようだ。

本当の自分は、気が短くてすぐ怒って場の空気を乱すし失言は多いし、運動音痴だしガリガリだし、ダサいしだらしないし。取り得はペーパーテストくらい。自慢じゃないが、伊達に国内最高学府の大学院に三日漬けだけで受かっちゃいない。でもそれも自分のだらしなさから通えなかったけど。人生最大の汚点…。所詮こんなもんですよ。真面目に生活を送るワケでもなく、自分のやりたいコトばかり優先して、愛犬クリストファーには「くりちゅ～」って言いながら近寄るし、そんなですよ、自分。

でも、もっともっと楽しいんですよ。 激しくて、ガムシャラで、汚くて、眼力があって、もっともっと早死にしそうな、一所懸命な人間なんですよ。こんなもんじゃない。努力も工夫もぶっ倒れ方も、まだまだ甘い。何がいけないんでしょう、ここ数年、本当にダメ。ちょうどグチャグチャなんだ、この際生まれ変わる!だからやっぱり放置で!

はーあっ、すっきりした。自己満足全開だ…。さ、仕事に戻ろう。最後の仕上げだ。