安いストレス解消
最近の都心の夜は、まるで山にキャンプに来ているかのような霧。それどころか、今朝は曇り予報なのに霧を通り越して雨。騙されて濡れながら金町までバイク。大手町のビル群は「のび太のパラレル西遊記」みたいに怪しい雰囲気。
明日は金町が休み。ジロを心置きなく観られる♪それも5thステージは大好きなTTTだ!!って、今日は休息日でTTTは明日かよ…。
プロローグにしてはちょっと長めのTT1stステージで始まった今期ジロ、1stステージはディフェンディングチャンプのサヴォルデッリが勝ち、各TTスペシャリストは苦渋を舐める。2nd,4thステージはマキュアンがスプリントを制す。そしてマリア・ローザの行方は…3rdステージで逃げ集団に入ったTTスペシャリストのシューマッハがそのままステージ優勝、加えて1stステージ4位の結果からマリア・ローザも奪取!!もし逃げが成立しなくても、後ろではチームメイトのレベリンが悠々と備えていたので、ゲロルシュタイナーは2人だけでレースを動かしていた。
以降、超個人的な興味の話し。こんなんでストレス解消になるのだから安いもんでしょう。ぐったりした脳味噌の現実逃避なので、駄文はあしからず。
これからのジロ前半は、クラッシックハンターのレベリン、ディ・ルーカに期待。昨年の大爆発をディ・ルーカは今年も発揮できるか?
総合はバッソ中心に展開していくだろうが、昨年までは自分でレースを作ることがほとんど無かったため、どうなるかは未知数。
TTが強く、登りも一級品、そして何より超絶ダウンヒラーのサヴォルデッリだが、そのアグレッシブな力は恐らくディスカバの戦略には不必要だろうから、後半でいつのまにか上位に残っていた的な勝ち方をする可能性大。
昨年までランプレでクネゴとダブルエースを張っていたシモーニは、若手から逃げるようにサニエル・デュバルに移籍。
個人的には、スペインの若き至宝バルベルデが3週間戦い抜けるほど進化しているかが楽しみだったが、今回は不参加。
そしてそして、またもや太っちゃったウルリッヒ。Tモバイルはエースは設定せず、ザベル、ヴィノクロフのいない新ウルリッヒ&クローデン体制で向かえるツールの予行演習か(クローデンは今年もジロ不出場)。
それが顕著に表れているのが明日のTTT。元々TTスペシャリストばかりだったゲロルのドイツ人がいつのまにかTモバイルにいっぱいいて、加えて昨年世界選ITT優勝のロジャースにTTスペシャリストのゴンチャール(大大大好きな選手の1人♪)まで今期は獲得した。
昨年以前のツールTTTステージは、軽く遅れを取り、そこからズルズル離されていった経緯が有る故、今年は力を入れてくるのだろう。
しかし戦略を大きく左右するスタート順の基になるチーム順位は、1stステージのITTが終わって3位。1位はディスカバ、やはり層が厚い。加えて、TモバイルがTTスペシャリスト揃いなのに対し、ディスカバはTTもこなせるクライマーも多い。絶対的エースのランスを失っても、総合チーム力はやはり頭一つでている。
兎にも角にも、楽しみで楽しみでしょうがない、ジロ。つらつらと書いてすっきりした。観たいなぁ、でも早寝しなければ翌日の金町に間に合わない…。てゆーか、昨日とかステージフィニッシュまでに家に帰れてないし…。