「穐」って文字、ちゃんと出てきた。
てんこ盛りな週末のラストは、歌舞伎初観劇。初歌舞伎座にしてさよなら公演、来年の建て替えのため、興行は4月まで。
弁当休憩を挟んで、文字通り十八番の演目「勧進帳」。親子の弁慶・判官を始めとした豪華キャストで存分に楽しむ。パンフレットとイヤホンガイドで、時代背景から裏話まで情報を仕入れながら、日本の伝統芸能を十二分に味わう。
この日の演目にも有ったように、幾度も歌舞伎座に火事をもたらした「火」は縁起が悪いモノとされ、千秋楽の「秋」の字も、のぎへんにに縁起の良い「亀」。
喜劇チックなのも有るのね、来てよかった、かなり歌舞伎のイメージが変わった。そしてイヤホンガイドを借りて良かった、裏話が有ると深みが広がって見える。勿論無くても充分楽しめたはず。一挙手一投足、細かな動きでも意味が有って大きく見える。発声も流石。ちょっと座席が狭かったけど、建て替え前に来れて良かった。
また来たいなぁ。掛け声は無理だろうけど。中村屋!!とは誰も言ってなかった。