3月11日、忘れない日ですな。15時前、東北を中心に襲った大震災。都内も大きく揺れる。7階の会社も揺れ、壁にヒビが入る。

何度か外へ避難し、暗くなる前から三々五々帰路へ。携帯電話はほとんど繋がらず。固定電話の方がまだ少しはまし、それでも繋がらない。携帯メールは送信できるが、自動受信しないので新着メールを問い合わせないといけない。電車は全てストップ、復旧の目処無し。道路も直に混み始め動かなくなりバスもタクシーもままならず。あくまで都内の話し。

東北の親族と連絡が取れないヒトや、遠方でその日の帰宅を諦めたヒトと一緒に、オフィスで様子を見ていたが、これ以上は状況が変わらなそうなので、20時に自転車帰宅開始。幹線道路は車とヒトで見たこと無い大渋滞。何時間もその状態が続こうとも、それでも誰も文句も言わず我慢(ホントは喧々諤々有ったみたいだけど)。

この時間にしては見たことない大手町のオフィス街の灯り。泊まりを決めたヒトも多く、コンビニはどこも空。しかしこの時は、東北があれほどの被害になっているとは知らず…。帰宅してから、テレビで被害の一端を知る。

翌日からの週末。時が経つ度に被害の大きさが分かっていく。自分には東北の親族はいないが、友人の親族達が、友人自身の安否が気になる。そして、大学トライアスロン部の先輩達の安否が気になる。全然連絡が通じない。特に被害が大きい地域にお住まいの先輩も。とにかく心配…。

日曜。家でモヤモヤに耐え切れず、会社の様子を見がてら、自転車を置きに行って、走って帰る。途中、続々と無事の連絡が入ってくる。帰りに豚で腹ごしらえして自分の日常を噛み締める。「ブログに載ってた店どこ?美味しい?」とまたしださんに聞いてもらいたいな…と思っていると、そのしださんも無事だったと知り、より美味しく感じる。そしてやっと、やっと、かわせさん一家の無事の報せが入る。本当に本当に良かった…。やっと肩のチカラが抜けて、塩味キツめのスタミナ丼。心もお腹も満腹帰宅ジョグ。

翌日からチャリ通でいたって通常業務再開。販売店の安否確認・荷物の配送がままならないくらい。

会社帰りのプールは勿論やっておらず。安全確保と、節電のため。