内々には急ではなかったコトなんですが…突然ですが、今年いっぱいで、サニーフィッシュ金町のコーチ業の任を降りることとなりました。自分で言い出したくせに、今は凄く寂しいですが…仕方ないですね、やはり体力的に無理が有るようです。この4年弱、大変は大変だったけど、本当に楽しかったし、やってて良かったと思います。皆様、本当に本当にありがとうございました。体調等をご心配いただいた方々、お騒がせしました。あと半月ちょっと、変わらず一生懸命頑張ります!!

ちょっと長くなりますが、気の向くままに。

元々、超マイナー選手ながら2004年の日本選手権初出場でお腹いっぱいになったものの、2005年1月に近所の駒沢でサニーフィッシュ開始と聞いて、会員としてなんとなく入会。それまで、後輩ひろかずと仲の良いエリート選手程度の認識だったkodoくんと、気付いたら一緒に国内レース転戦の日々。潰瘍、転職、諸々ながらもまたも日本選手権出場。メニューは違うものの、kodoくんと一人一コースずつで頑張ってた朝とかを思い出します。

翌2006年5月のサニー2号店金町オープンに向けて、kodoくんと金町マネージャーのyu-1がコーチ探し。先方が知り合いだと自分も同席することも幾度か。なかなか話しがまとまらず、ある日ふと、鉄猿さんでいいんじゃね?となり、とりあえずコーチ就任。元々勉強とかも教えるのは好きで(受け手の気持ちはさて置き)、学生時代にスイミングインストラクターのバイトはしていたし、昔取った杵柄で力学的アプローチはできると思ったし、うすい先生の指導を受けてきたので少しでも踏襲できればと意気込んで。そして、kodoくんのサニーに置ける理念「トライアスリートの自立」を実現させるために。

そして、数人の会員さんと、yu-1と二人で金町スタート。マネージャー一人、コーチ一人。yu-1、最初は大変だったよね~。お互い未熟なこともあり、時折ちょんぼすることも有り、会員の皆様には多々ご迷惑をおかけしました…今更ながら反省。おがわさん・かわさきくんにもこの頃手伝ってもらいました。ひたすら走り続けた自分達には心強く、勉強にもなりました。

この頃は3年連続日本選手権出場も目指していて、加えて、始発でも間に合わないため週4の4時起き生活、慣れないメニュー作り、勿論仕事は普通に朝から晩まで。睡眠時間3時間でも生存できることを認識。肋間神経痛とかって咳き込む程度の頻度で有るもんだと勘違いしてた健康状態ではあったけど。ま、予想通り日本選手権出場ならず。

徐々に会員さんも増えていき、練習風景も賑やかになっていき。2007年頭からいいちゃんさんが加入。春から自分は週4→週2のシフトに。秋にyu-1卒業、また二人体制。サニーの事業も増えていき、自称ユーティリティプレーヤーは曜日問わず諸々に顔を出すようになる。順当に会員さんも増え続け、2008年暮れからはせけん加入。スクールがいよいよ賑やかになるものの、自分は三十路の大台に。この頃から回復力が著しく乏しくなり、流石に寝ないとダメになり、練習量やプライベートの時間が激減。もうちょっと時間が欲しいな~と思い始める。そして2009年の東京都選手権であと一人というトコロで日本選手権出場を逃す。たまたまが重なってとは言え、やはり思いが強くなる、もう一度、競技を頑張りたいなぁ、と。んで、今に至る。

コーチを辞めるにあたっての理由は上記の通り、4年弱ずっと無かった「正常な健康状態」をもう一度取り戻したい。そしてもう一つ、もう一度、サラリーマンアスリートとして頑張りたいな、と。もう一度、カラダ弱いしセンスも無いのに、頑張ってみたいな、と。完全に個人的な理由です。

スタッフは勿論、会員さんには少なからずご迷惑をお掛けすると思います。後任予定の親方の方が知識も経験も豊富だし「変わってよかったね~」とか言われたらちょっと泣いちゃうけど、でも自分のコーチングはまだまだなもので「ご迷惑をおかけします」なんて言うのもおこがましくも思ったり。とは言え、自他共に流れを断つのには結構な決断が必要で。なんだ、この日本語…。

4年前では考えられない程スタッフも充実してきたし(まだまだかな?)、この生活が一生続けられるワケではないし、来るべき一家の主的生活の準備の準備のそのまた準備に向けても、そろそろ準備をしておいても、との思いも有り、このタイミングでの決断となりました。

多様な現代において良い悪いはとりあえず置いといて、サラリーマン・コーチ・選手の汲々ながら贅沢な生活は、何の特徴も無い自分にとってはそれだけで充分なアイデンティティであって、充分なモチベーションでした。そりゃ大変なことも色々有ったけど、突っ走って、楽しい3年8ヶ月でした。最初の頃は「教えなきゃ」と一方的な精一杯だったと思う指導も、最近の酒の席で会員さんに「コーチの指導が大好きで」と言われて、もうホント嬉しくて泣きそうで…。泳力や技術の向上は勿論、充実感や達成感、苦しくても楽しい感覚。会員さんのそんな気持ちを少しでも引き出せる指導ができていたのかと思うと、成長させてくださった会員の皆さん、同僚のスタッフ、うすい師匠にあらい師匠、kodoくんやyu-1、アラーム音で迷惑かけた家族、みんなみんなにありがとうです。

これからサニーは、何十年も成長し続けるでしょうね。その礎に少しでも携われたことは、ちっぽけな自分の大きな自慢になるでしょうね。金町のコーチからは退くものの、kodoくんの理念、会員さんの笑顔、ずっと見続けたいですね。

しつこいですが、本当に本当にありがとうございました。

とか何とか言って、これからも金町を含む色々なサニーシーンで、イレギュラーに出没するので、皆様、これからも宜しくお願いします!!