グアム・トライアスロン
島中部のホテルを朝5時に出て車で1時間弱、極東最大の米海軍基地を横目に、立てたい放題の選挙看板を観ながら、島南部のメリッソ村へ。正面がココス島のメリッソ桟橋公園前でスイム1.5km、ウェット無しの2周回、ちょっと短かったけど。公園でトランジット、バイクは海岸沿いを東へ2往復で40km、緩いアップダウンを、行きはじんわり上り、帰りはじんわり下る。ランは公園から北へ海岸沿いを1往復で10km、強烈な上りを一つ越えて、も一つ強烈に登ったところで折返し。
今回は大前提に「過密な7月に影響を残さない」としていたので、とにかく無理をしないことを心掛ける。スイムはいつのまにかスタートで、リレーの少年に水をあけられて2位でフィニッシュ。大潮の影響で潮の満ち引きが大きく透明度が低かったそうだが、それでも充分な透明度。
バイク・ランのコース上には、超苦手なカエルが大量に潰れていて、それだけで戦意喪失…。ハワイにも出ているというディフェンディングチャンピオンの影にビビッていたが、彼以上に桁違いに速い2人にバイク序盤で抜かれる。スイムトップの少年のチームのバイクは、島で唯一のバイクショップの店員さんで、どうやら元オリンピック選手らしく、これまた速くトップ独走、全く追う気にならず。
独走のリレーチームは、これまた超速の女性がラン担当、そのままぶっちぎりでトップ。続いて個人トップに、筋肉モリモリのデカいおじさんがそのままランも快走。後ろから来たリレーのもう1チームにも終盤でかわされる。壁のような上りも下りも、極力脚に負担を掛けないように気を付けて、ばしじゅんのように脱水にならないように水分も充分取って。すると最後にノッポさんが前に見えたので、ラスト1kmだけは真面目に走って、なんとかかわして個人2位でフィニッシュ。
いくつか村を通るが、その度に、鶏がひよこを連れて餌をついばんでいる。
バナナも自生している。
今回も、今年恒例のブーメラン+短いトップスで走ったのだが、ランの途中で「Sexy!!」と、通りすがりの車からガタイのいい兄ちゃんに声を掛けられた時は、ちょっと身の危険を感じた。まぁ、脚の痛みもさほどではなく無事に帰ってこれたので良しとしよう。
ちなみに、ココに、恥ずかしい写真と恥ずかしいレース模様が載ってます。
レース後は、ダウンも兼ねてバイクでランの応援へ行くことに。自分のフィニッシュとほぼ同時になかいちゃんはランへ。その約10分後にAYAMIちゃんがバイクフィニッシュ。それを待って、サポートのkodoくんとランコースへ。
雲が出て風も涼しかったが、そこはやはり南国、暑さをなめてはいけないので、3ヶ所有るエイドで止まってでも給水させる。初心者には水を被るのは抵抗が有ったようだが、それどころか、必要性より気持ち良さが上回っていたよう。
自分が先程通ったエイド、レース中も一言二言交わしたが、2nd placeだったぜ~と話すと喜んでくれたおっちゃん。
強烈な山を越えると、マゼランが1521年にグアムを発見し、初上陸したというウマタック村を通る。村を越えれば折返しの山が始まる。
ウマタック村のはずれで、Ayamiちゃんとなかいちゃんがすれ違う。意外と淡々と走っているように見えたが、実はかなりまいっていたようで、お互い声を掛け合うと元気が戻っていた。そこらは初心者でもベテランでも一緒。
いつも元気に弱音をはきながら完走するこいけさん、今回はランで絶対に歩かない!!と決めて、難コースも見事に走りきる!!
折返しは山の中腹。これを下ってから、最後にまた山を越える。この長くてキツイ上りを上ったら…
あとはキレイな景色とフィニッシュが待つのみ!!
全員が無事に完走!!雲と風のおかげで、病院騒ぎは無し。初レースの2人はとりあえず楽しんだようで、こちらも良かった良かった。もっと苦しむかと思ったんだけど、案外タフ。
小規模大会なので、撤収もサクッと終わって、まずはホテルに帰って一息。kodoくん・カメラマンうさみさんとホテルのビーチで一泳ぎ。やたらとナマコの多いグアムのビーチ。初レースの完走を見届けてホッと一安心のkodoくんは、開放感でナマコ汁を飛ばす。
行政機関が集まる地区やらを通って、島南部の東岸へ。横井さんが居た洞窟の近くでランチ。やたら上手な生演奏をバックに、美味なハンバーガーを頬張る。前はクランベリーソースで味付けした肉も有ったそうで、怖い物見たさで一度食べてみたかったなぁ。
帰りにスーパーでお買い物。って言っても、特に子供服とか欲しい物も無いし、ブラブラ。
お、$60もしないでアイアンマンになれるぞ♪それと、トランスフォーマーが人気らしく、ステッカーを貼った車を何台も見た。車と言えば、選挙カー…と言うより、旗やらポスターやらを貼った普通車が何十台も連なって、大音量で音楽を流しながら、選挙活動をしていた。こちらでは、選挙で受かるというのはそれはそれは大きな権力を得ることらしく、生死を賭けているそうな。
ブランコ3個に滑り台もついて$100しない。いいなぁ。何より土地が広い。
ホテルに帰ってきて、短時間ながらホテルのプールへ。タイトなスケジュールの隙間をぬって急いで日焼け。
ホテルのボールルームでアワードパーティー。レース後はずっと食べっぱなし。
年代別は3位までの表彰で、初レースの2人もメダルゲット♪
優勝のおじさん、ウェアにいっぱいスポンサーが入ってるモリモリのおじさんでした。日本人小さいなぁ。総合2位と、年代別1位のガラスの綺麗なメダル2つゲット。
パーティーも終わり、ホテルのロビーでフラフラしていると、なんと!オリンピックおじさん発見!!「今日はプライベート」だそうで。この旅一番の興奮。
アウトレットに行きがてら、レンタカーを返しに空港へ。ちょうど軍服を来た軍人さんを、家族が迎えに来ていた。空港には、殉職された軍人さんの遺影がずらりと並んでいた。やはり有色人種は前線へ送られることが多いらしい。観光と米軍で成り立つ島、グアム。
んで、時間が無くなって、ちょうどアウトレットは閉まってしまった。仕方ないので、向かいのスーパーで、夜食と土産を物色。安いし、アジアンな商材も有り、テンションが上がる。
せっかくの海外なので、眠い目を擦ってタモンの夜の町へ。逆バンジーは勿論やらず、薄暗いトコを尻目に、安心して呑めるトコでやっとアルコールにありつく。まだレース当日、長い一日だった…。